すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

2020年9月に書かれた記事

  • 学歴劣等感との訣別・3

    都会へ転校して間もない頃に親しくなった友達は、 親に愛されて育っている、明朗活発で伸びやかな子だった。 しかし、私は次第に、 「彼女は、私とは別世界の人」「話が合わない」と 感じるようになって行った。 心の中で、距離を置くようになった。 そして、全く別な子と親しくなった。 惨めで寂しくて堪らない気... 続きをみる

  • 学歴劣等感との訣別・2

    破綻は、 いつのまにか私が近視になり、視力が落ちた事から始まった。 数学の教師が板書する「6」と「b」の区別が、 いつの間にか、つかなくなった。 運悪く、「6」と「b」を、紛らわしく書く教師だったのだ。 そういう場合、普通は、親に訴えるだろう。 そうすれば、親は、 「見えるように、前の方に座らせて... 続きをみる

  • 学歴劣等感との訣別・1

    きっかけは、些細な、ふざけた会話だった。 ふざけながら2人で交わしていた会話の中で、 夫が私に、突如、こう言ったのだ。 「○×大学、お前は、そこを受験すら出来なかったじゃないか。」 (○×大学は、バカ女地方では、一番の大学である。 「○×大学を出た」と言うと、 この地方では、無条件に一目置かれる。... 続きをみる

  • 出産の思い出・2

    20数年前、妊娠し、私は具合が悪くなった。 悪阻だ。 ずうっと、ムカムカした。 特に、食事や食材について少しでも考えると、 激しくムカムカした。 それで、まず、スーパーへ行けなくなった。 スーパーの入り口付近は、まだ良かった。 果物や野菜には、ムカつきが少なかった。 しかし、奥の方へ行き、 肉売り... 続きをみる

  • 出産の思い出・1

    妊娠したのは、結婚してすぐだった。 薬局で試薬を買って試すと、陽性だった。 私は喜びながら、近所の産婦人科医院へ行った。 普段、産婦人科にあまり縁がなく、初診だった。 50歳位の男性医師「妊娠ですね」 私・大ニコニコ。 医師・ カルテの私の年齢数字を、 ボールペンのお尻でパンパン激しく叩きながら、... 続きをみる

  • 順風満帆過ぎた?人生

    最近、プロ野球をテレビで見ている。 プロ野球は、長らく息子が見ていたため、 私も一緒に、チラチラ見ていた。 今年、息子が去り、 「あー、これで、野球ともオサラバ出来るわー」と、 一時は思った。 しかし、最近なぜだか、 以前より、じっくりと身を入れて見ている。 なぜか? …やっぱり、ヒマだからだわ~... 続きをみる