すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

久坂部羊の「生かさず、殺さず」

久坂部羊の小説、


「老乱」


「老父よ、帰れ」


「生かさず、殺さず」を読んだ。







3冊を選んだのは、
「認知症3部作」と
されていたからだ。







久坂部羊の本を
初めて読んだが、


文章が
とても読みやすかった。







私が一番
心を

動かされたのは、
「生かさず、殺さず」だ。






医療というもの、
特に、
手術に対する見方が
大きく変わった。






現代医学では、
不可抗力のミスが起こりうる……
と、知った。







また、
医者という存在は、
失敗を重ねつつ、
少しずつ

成長し、
名医になってゆく……
ものらしい……。







そして、
ヒトも、ペットも、
高齢まで生きるようになり、
増えた、
認知症。







私の両親も、
死ぬ10年以上前から、
身体的衰えとともに、
脳の衰えにより、
自立できなくなった。







父は、記憶力。





母は、
記憶力もだが、
判断力が

ダメになった。







私は、
どういう道を

辿るのだろう……。







いずれにせよ、
なるようにしか ならない。







それを
受け入れるしかないのだろう……。