すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

幼稚なのにプライドが高い

夫が不機嫌だった。


どうしたのか…?


探ってみた。



どうやら、ある人に質問をしたところ、
自分が返して欲しかったのとは、逆の返事が返って来てしまったようだ。


更に経緯を尋ねると、

要するに、夫の「説明不足」が原因だ、と私には思われた。


相手には何の知識もなく、キチンと事前に説明しなければ、誤解されてしまう内容だった。


それなのに、夫は「説明の必要性」に、気づかなかったらしい。


夫のミスだ。


私は、それを指摘した。


すると、夫は、更に不機嫌になった。



それから、夫と2人で作業をした。


A4の紙20枚を、糊で貼ってつなぎ、1枚にする作業だ。


2重になる部分の片方をカッターで切り落とし、
のりしろに糊を塗り、次々に貼り合わせていく。



不機嫌な夫が、スティック糊を使い、「固くなってる。使えない」と、ゴミ箱に捨てた。


2本目も同じく捨てた。



私は、ハッと気づき、「そんなわけないでしょ。まだ使えるよ」と言って、

ゴミ箱から拾い上げ、使ってみた。


やはり、少し固いだけで、十分使えた。



すると、夫は、カッとなり、
「オレを、バカ扱いすんな!」と、大声を出した。



…こうなると、手がつけられない。


私は沈黙した。



黙々と、私が上半分の10枚を、夫が下半分の10枚を、貼り合わせた。


次に、夫が、上と下を、貼り合わせた。


すると、夫の貼った下半分が短く、長さが合わない。



夫は、のりしろを残さずにカットし、それを貼り合わせていたのだ…。 (´。`)


結局、夫の貼った分は、夫が剥がし、それから、セロテープで貼り合わせた…。 (´。`)



やれやれ … 💨  💨


ホントに、ガキだわ ~ 💨 💨


いやいや、子どもなら、もう少し素直だろう。


コイツは、プライドばかり、高い。



…そう言えば、夫のお父さん(故人)も、こうだったなー … 。


私の些細な悪意のない失敗を、「自分への侮辱」と勝手に決め込んで、えらく不機嫌になり、
その後、私をずっと苛めたなー … 。



「相手の立場を想像する」ということが、全然、出来ない人だった。


ただただ、プライドだけが、富士山のように、そびえ立っていたなー … 。


ホントに、「ガキ」ジジイだった…。 (>_<)



私がやむなく、「贈り物攻勢」を続けたら、
あっけなく、機嫌が直ったなー … 。


私という人間の、「悪意のなさ」を理解せず、「物」に心を動かしたその人を、
私は、心底、軽蔑したなー 。



夫と、夫の父親に共通するのは、


・人間の器が小さい
・とても幼稚なくせに、プライドだけは高い


この2つだ。



夫には、「父似の要素」と「母似の要素」の、相反する2つがあり、
交代で顔をのぞかせる。


「父似の要素」を発見した時、私は、ゾッとしてしまう…。




…人のことは、このように客観的に明確に見ることが出来る。


しかし、自分のことは、見えない… 。



にんげんって、むずかしいわ…。