すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

コロナで夫婦喧嘩

当地は、自粛が解除され、来週から、平常に近い生活に戻る。


丁度、新年度もスタートする。




普段から、慎重派ではない夫…。


案の定、あちこちのカルチャーセンターに申し込み、来週から行くと言う。



しかし今、当地はともかく、東京が楽観を許さない状況だ。


聞くところによると、感染して入院した人の家族すら、症状が無ければ、検査をしないらしい。


しかし、それでも、東京の感染者数は、3ケタに迫る勢いだ…。


感染爆発が懸念される…。


春の異動で、当地には、各地から大勢の人がやって来る。


勿論、東京からも、大勢が来る。


持病アリの私には、恐怖だ…。




まず私は、「カルチャーと、私と、どっちが大事なの?!」と、夫に迫ってみた。


ところが、夫は、どこ吹く風…。


真剣な私に構わず、知らん顔をしている。




その態度を見て、私はカッとなり、思わず、
「私よりカルチャーが大事なら、もう離婚だー!」と、わめいてしまった。


すると夫は、平然と、「じゃあ、年金の分け方を調べよう」と答えた。




しかし、我が家の年金は、2人合せても微々たるものだ。


これを2分し、しかも別居となると、生活はかなり苦しくなる…。




時間を置き、アタマを冷やした私は、夫にこう提案した。


「自粛解除の影響」と「異動の影響」、それから「東京や大阪の推移」を見極めるまでは、軽率に行動を起こさず、「自主隔離」を続けるべきだと思う。


もう1~2ヶ月、自粛を続け、事態の推移を見て欲しい。


推移を見て、自粛中の今とそんなに事態が変わらなければ、自粛を解除しても良い。


それまでは、辛抱して欲しい。


私は「持病アリの準高齢者」だし、アナタも「高齢者」なのだから…。




夫は、意外にも、すぐに了承した。


夫も、離婚は経済的に損だと考えているのだろう…。




もし、お互いに独立して十分に暮らせるだけの年金があれば、
私と夫は、一緒には暮らさない道を選ぶ可能性大である…。


寂しい現実だ…。



まー、他人同士なんだし、
ものすごく愛し合ってるのでもないのだから、
仕方ないかー … 。