…恥ずかしい…。
パリに住む日本人女性のブログを愛読している。
パリでは、外出規制が敷かれ、家に閉じこもる生活が始まっているそうだ。
そんな2日目、外は静寂に包まれていた。
ところが、夜8時、大勢の人達が盛り上がっているような物音が、外から聞こえてきたそうだ。
窓を開けてみると、大勢の人々がバルコニーに出て、拍手をしていた。
感染者を治療する医療従事者達に、感謝のエールを送っていたのだ…。
同様の動きは、イタリアでも行われたらしい。
私は、ヨーロッパ人の、辛い時こそ連帯し、支え合おうとする温かさに、胸が熱くなった。
日本では、どうだろうか…?
少なくとも、私自身は、今まで、自らも感染する危険にさらされながら診療に奮闘する医療従事者の方達への感謝を忘れていた…。
医療従事者の方達は、こんな時には、大変だよなあ…とは思っていたが、正直、感謝の念までは湧いていなかった…。
…恥ずかしい…。 …穴に入りたい…。