すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

マスク転売屋

いつものように、
夫が見ているテレビニュースを、横からチラ見した。




マスクの「転売ヤー」が、インタビューされていた。


彼は、最後の方で、インタビューアーに、こう反問した。


「うちはうち、よそはよそって、言われませんでした?」



彼は、子ども時代、家庭で、
「人は人、自分は自分。人のことなんか考えてはダメだ。自分のことだけ考えろ!」と、
親から叩き込まれて育ったらしい。


そして、その価値観が、決して特殊なものではなく、世間で一般的なものだ…と、
信じ切っているのだ…。



ハーッ 💨 💨




… 子どもの頃からの家庭教育が大事だ…と、よく言われるが、本当なんだなぁ…。


子ども時代に親から受ける教えは、一種の「洗脳」と言ってもよい。


意識する前に、血となり肉となる…。



この転売屋は、子ども時代から、徹底して、「エゴイストになれ!」と、叩き込まれたのだ…。


そして、その生き方が、「特殊」だとも「不幸」だと思わず、
逆に、「まとも」だと思い込んでいるのだ…。




もしも、こんな人ばかりで、世の中が満ち満ちていたら… 


世の中、どーなるんだろー ?




私の息子は、どーなんだろー?


他人様のことを思いやって、行動できる、「まっとうな大人」になっているか ? ? ?




「思いやられたことがなければ、人を思いやれない」


「愛されたことがなければ、愛せない」


だから、この子を愛せば、この子は必ず、人を愛せるようになる … 。


私は、そう信じて、子育てをした。




しかし、とりあえず、今の私は、成人した息子から嫌われている…。


息子は、どう、育ったのだろうか … ? ?


今の私には、わからない …。  (´。`)