すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

夫の奴隷?

ある動画を見た。






都会の電車の中で、
投稿者が撮ったものだ。






投稿者は、
1歳前後?の赤ちゃんの母親で、
その赤ちゃんが

全力で
泣いている。







向かいに座った
60代の男性が、
投稿者とその夫に向かって、
文句を

つけ続けている。






正確な言葉は、
残念ながら忘れたが、



確か、
「しつけがなってない。


うるさくて迷惑だから
黙らせろ。


ワガママに泣かせておくから、
日本が

ダメになるんだ。


俺が、
アンタら親の上司なら、

アンタらは窓際だ。」


というような内容だったと思う。







服装は小綺麗な男性だ。




言葉の内容からして、
まあまあの企業で
管理職を
経験したらしい。






私は、
声を大にして
言いたい。





こういうオトナが
日本を
ダメにしている!






彼は、
いい年をして、


「赤ちゃんは、
大人が
どんなに努力しても、
泣き止ませられない時がある」


という厳しい現実を
全く
理解していない。






そこが、
致命的に愚かだ。






この男性は、
家庭人ではなかったのだろうか?





しかし、
風体は、
「独身男」の感じはしない。





もし、
家庭を持っていたとすれば、


彼が
いかに

妻に
全てを丸投げし、


「父」「夫」の役割を
果たさないまま、


長年、
「子ども」「ガキ」として
生きてきたか……。






恥ずかしく惨めな
「社畜」の人生しか、
生きて来なかったか……。






それを、
恐ろしいほどに
物語る
彼の言葉である。





あるいは、
彼は、
妻はいても、


子どもや孫とは無縁の
暮らしなのかも
知れないが……。








一方、



バスの中で、
泣き止まない赤ちゃんに

困り果て、


母親が
途中下車しようかと
迷い始めた時、




運転手氏が
「赤ちゃんは泣くのが仕事です」
と、アナウンスし、


母親を
窮地から救ってくれた……



というエピソードも
読んだことがある。








日本は、
もっともっと、


「家事」「育児」について、


小・中・高で
学習させることが必要だ。






「家事」「育児」が
どんなに大変か……。






それを、
身をもって

男性たちが理解した時、
真の男女平等が

始まるのだろう……。








かくいう私と、夫。




2人とも
無職で
一日中、フリーの立場だが、




それぞれの家事時間は、
私が
「毎日2時間半~3時間以上、

365日無休」に対し、



夫は、
「毎日30分~40分。

週に1回 休日アリ」だ。






しかも、夫は、


自分が
外出する用があると、
担当家事をサボり、


私に

代行させて平気だが、



私が外出しても、
夫が

代行してくれることは
ない。







あーあ、



これでは、
私は、
夫の「奴隷」かも知れない……。








夫は、マザコンだ。





35年前に死んだ
自分の母を、
いまだに
神のように
崇めている。






つまり、
夫は
自分の母親に
常に
全面的に頼り、
オンブにダッコで
生きてきたのだ。







そして、今は


「オンブにダッコ」してもらう
相手が


母親から
私へと
移行しているのだろう……。






彼にとって、
それが
「普通のあり方」
なのだろう……。







マザコン男というのは、
要するに
「精神的に自立してない男」
なのだ。







そんな男と
結婚すると、
幸せは
手に入らない……。