マスクして1m離れましょう
突然、来訪者があった。
私は炊事中だったので、夫が対応した。
玄関から聞こえて来た大きな声は、ご近所の奥さんだった。
「奥さんは?」という言葉も聞こえて来たので、
私は仕方なく炊事を中断し、玄関へ行った。
玄関ドアの向こうとこちらに、彼女と夫が立って、
話をしている。
彼女が、持ち前の大声で、いくつかの話題を、次々と話し続ける。
中には、ご主人の前では話したくなかったらしい話題もあった。
それで、電話ではなく、直接に来訪したとわかった。
それにしても、彼女は、ノーマスクである。
夫と彼女の距離は、50~60cm。
家にいた夫も当然、マスクをしていない。
彼女が、込み入った話を大声でベラベラとまくしたて、
ところどころ質問も挟む。
夫も当然、ある程度大きい声で答える。
その間、7.8分。
彼女が帰った後、夫に、
「1m以内で、マスク無しで4分間話し合ったら、感染するって、
何かで読んだよ。もし、あの人が感染してたら、ウツッタよ」
と告げた。
夫は、あわてて洗面所でうがいをした。
しかし、もう遅いかも…。(><)
それにしても、今時、
他人に接近して、何分もベラベラ大声で話すのに、
ノーマスクという神経が、私には理解できない。
この地が、感染者ゼロならともかく、
地域内でクラスターも発生中だし、
地域のあちこちで感染者は出ているのだ…。
さりとて、
あからさまに距離をとれと夫に指示したり、
マスクをあわてて付けさせるのも、
相手が年上だけに、失礼に当たる気もして、
私は結局、出来なかった…。
夫には、
「この次からは、玄関の中に入ってもらって、ドアを閉め、
自分は1m以上離れて、廊下に立って話した方が良いよ」
と意見した。
夫は、頷いていた。
しかし、イザその場になると、すぐ忘れ、
普段通りに行動してしまうのが、
日頃から無防備な夫の習性なのである…。
ある方のブログを読むと、
深夜のスーパーで、殆どの客がマスク無しなのを目撃したそうだ。
また、
「インフルエンザと同じだから、普段通りの生活で良い」という
意見の方も居るそうだ。
私は、「マスク無し」には反対だ。
「インフルエンザと同じ」という意見にも、反対だ。
これは、以前にもブログに書いたけれど、
ある小学校で
「マスクをしたクラス」と「マスク無しのクラス」の
インフルエンザ発生率を比較したテレビ番組があった。
私は、その番組を数年前に見た。
結果は、明らかに、「マスクをしたクラス」の方が、
インフルエンザの発生は少なかった。
マスクは、100%ではないにしろ、明らかに有効だった。
これはコロナでも同じだろうと、私は思う。
また、
インフルエンザには、ワクチンが開発されているし、
48時間以内に使用すれば重症化しない薬も開発されていて、
両方とも、既に一般化している。
しかし、コロナには、ワクチンも特効薬も、まだだ。
普通の風邪や、インフルエンザで、
「重い後遺症が残る」
「心筋にダメージを与える」
「血栓が作られる」という話は、私は聞いたことがない。
ところが、このコロナでは、
数か月前に罹患し、陰性になって数か月経つのに
いまだに「息苦しい」と訴えている若者がいるし、
他にも「後遺症」を訴えている人は少なくないらしい。
心筋へのダメージにより心不全を起こすので、
心臓疾患のある人には、かなり危険な病らしいし、
血栓による死亡例もあるらしい。
とにかく、人類の誰も免疫を持っていない未知のウィルスなのだ。
従って、今後の見通しは、まだまだ不透明なのである。
南半球のブラジルでは、冬になり、感染者数が急増したそうだ。
「コロナは冬ウィルスだから、夏は大した感染が起きないだろう」
という予測は外れた…とする意見がある。
しかし、逆に、夏だからこそ「この程度で済んでいる」という
可能性もあるのだ。
冬が来たら、もっと急増する可能性は、
現時点では、まだ否定できない…。
双方がマスクなら、距離1mを保つ。
双方、または片方がノーマスクなら、距離は2m。
これが、感染防止の条件だ。
政府・保健所・マスコミは、
もっともっと、これをシッカリと発信してほしい。
そうすれば、今日の奥さんのように、
ノーマスクで街中でもどこへでも、
無防備に出かけて行く人は、少なくなる筈だ。
※
オリックスバファローズの監督が交代した。
新監督は、マスクをしていなかった。
代わりに、首に着けたネックウォーマーみたいなものを
引っ張り上げて口に当て、鼻は出していた。
ネックウォーマー?の素材は何か分からないが、
フリースのようにも見えた。
しかし、フリースは良くないのだ。
アメリカ在住の方のブログに、
「当地でマスクの試験をした結果、
フリースは、ウィルスがエアロゾルとなって拡散し、
かえってまずいと発表されていた」とあった。
同様に、バンダナもダメだそうだ。
マスクを全くせずに飛沫が飛ぶのもまずいが、
エアロゾル(霧状)になり、空中に漂うのもまずいのだ。
こういう知見を、もっと当局が収集して、周知すべきと思う。
つまり、
「手作りマスクは、ウィルス透過率が高いものが多く、
過信は禁物」ということを、もっと周知すべきだと思う。
しかし、当局には、
そもそも、国民全体にコロナが広がるのを真剣に食い止めようという考えがないらしい。
だから、マスクなんて、どうだって良いのだろう…。
数百億円の血税を無駄使いして、
ウィルス透過100%・虫の死骸付きマスクを
ワザワザ全戸に配ったくらいだもんねえ…。(><)
※※
これを書き終えて、決心した。
今度、同様のことが起きたら、
すなわち、
誰かがノーマスクで現れ、接近して話を続けたら、
ためらわず、
「うつしちゃったら悪いですから」と言い、
こちらがマスクをして、1m離れよう。
相手をバイキン扱いしたと思われたら失礼だと思ったから、
つい、私は、ためらってしまったのだ。
しかし、こちらも、保菌者の可能性は大いにあるのだ。
だから、「うつしちゃったら悪いですから」と
宣言した上で行動すれば、
きっと、相手も気を悪くしないだろう。
ブログを書くと、ゴチャゴチャした考えが整理され、
一歩、前進出来る。
ブログよ、ありがとう✨ \(^o^)/