すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

事故…。

バカ息子から珍しく電話が来た。


バカ息子は、夫の車を使用して外出中だった。


いきなり、
「事故った。ケガはない。レッカー車で移動する場所を、レッカー車の運転手さんが言うんだけど」
と言う。


何を言いたいのか、さっぱり要領を得ない。


何度も聞き直し、ようやく、「レッカー移動先」を知りたいと分かり、いつもお世話になっている車屋さんだと教えた。



私も至急の用があって出かけ、帰宅後に、詳しく話を聞いた。


「車線変更した時、スリップして対向車線を横切り、対向車線の歩道側に停車中のバスのタイヤに突っ込んで止まった。ブレーキもハンドルも効かなかった。」と言う。



ゾッとした。


一つ間違えば、対向車と衝突。


あるいは、歩道に乗り上げ、歩行者をはねていた…。



衝突時、40~50㎞出ていて、エアバッグが出たそうだ。


幸い、バスの乗客たちにもバスの車体にも、損傷はなかった。


本人は、額に擦過傷。脳外科で検査を受け、異常なし。
後日、症状が出る可能性ありだが、

いずれにせよ、奇跡的な幸だ。



車屋さんから、tellがあり、「廃車」とのこと。
「エアバッグが出たら廃車」ということらしい。



息子の運転は、荒っぽい。


私自身は、運転歴がないので、運転については全く無知だ。
その上、息子の運転する車には、数回しか乗ったことがない。


しかし、いつも、「こんな運転の車には乗ったことがない。乗るのが怖い」と思って来た。


前回乗ったときには、車線変更があまりに素早く、また回数が多いので、それも気になっていた。


要するに、息子は「急ハンドルでの車線変更」が、癖になっているのだろう。


「車線変更」というより、「無理な割り込み」なのだろう。


その結果、滑りやすかった路面で、スリップしたのではないか…。 


本人は、「ブレーキもハンドルも効かなかった」と言っていた。
つまり、「車のせい」と決めつけているのかも知れない。


そうではなかろう。


息子の運転が荒すぎるのだろう。


さすが、バカである … 。



息子が、罪なき人達を殺傷する日が来ないよう、切に祈る。


罪なき人達を殺傷してから悔やんでも、もう遅い。


そんなことがあれば、こんなブログも、もう書けないだろう…。



私に出来る限りの真剣な説諭はしたが、
息子が、どこまで、理解したか…? 
こころもとない…。


… 親の無力と悲しさを、ひしひしと感じた日だった。



昔は、「子どものいる人生は素晴らしい」と、私は思ってきた。


今は、そう思わない。


「子どものいない人生も、気楽で良いだろうな」と思う。


特に最近は、「結婚した息子は、養子に出したも同然」と聞く。


息子しかいない私と夫は、老後の始末は、自分でつけるしかない…



金とエネルギーを、さんざん注ぎ込んで、成人した途端、「知らんふり」されるなんて …


その上、「心配だけはタップリさせられる」なんて …


息子って、何だろう ? ?


もちろん、賢い息子さんも、沢山いるのだろうが…


とりあえず、わが息子は、バカ息子である … 。