すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

絶対に関わらないほうがいい人

あるカウンセラーさんのユーチューブを見た。




「絶対に関わらない方がいい人・3選」として、
以下の
3タイプの人を挙げていた。






1 テイカー = こちらの時間・金品を奪い、
        自分は与えない人。



おしゃべりな人で
一方的に自分の話ばかりして、
こちらの話は聞かない人。


つまり、
人の貴重な時間を奪って平気な人。


おしゃべりは、互いに話すから、楽しい。
一方的に

相手の話を聞かされるのは、ストレス。





2 怒りん坊な人 =
     何を言ってもすぐに怒る人





3 人を不幸にするウソをつく人


ウソには
2通りあり、
人を幸せにするウソなら、ついても許される。


しかし、
人を不幸にするウソは、ダメ。







この話を聞いて、ハッと気がついた。





私の母は、1の「テイカー」だった…。



彼女はいつも、
一方的に
私に長々としゃべりまくり、
私の話は

一切、聞かなかった。




そして私は、
5.6歳の頃から、それに慣らされてしまった。



彼女の長い愚痴を一方的に聞くよう、
彼女に
訓練されてしまった。






今、考えると、
私の付き合ってきた人々は、
母と同様に、
「一方的に長々と話し、
私の話は聞かない」人が多かった。




要するに、
母との人間関係が、

私にとって
「人間関係の基本」だったため、


それを、私は
ずうっと引きずり、


その「間違った、私にとって不幸な人間関係」を
何度も何度も、繰り返し、

結んできてしまったのだった…。






2の「怒りん坊の人」。



そのタイプとは、
過去に
2人だけ、
関わった事がある。




1人とは、
彼女が
突然、
理不尽な怒りを私に向けて噴出させて来たので、
私は逃げ、

彼女と縁を切った。





もう1人とは、
なかなか縁を切る事が出来ず、
数年に渡って
戦うしかなかった。




実に、疲れた。



しかし、
最終的には、
天が味方してくれたのか、
めでたく

縁を切る事が出来た。






3の「人を不幸にするウソをつく人」。



これは、私の父だ。



彼が
そういうタイプだと
骨身に染みて理解したのは、
私が

10代後半の時だった。



それでも、
弱すぎた当時の私は
まだ、
父に従おうとしていた。




しかし
数年後、
私は
父に従い切れなくなった。




すると父は、私を勘当した。




その時、
私から父につながっていた「心の糸」は、
プツンと音を立てて、切れた。




私は
心の中で


父を
「本当にダメな人だ」と思い、

父に
愛想をつかした。






そして、
以後の私は、
父のようなタイプの人と出くわすと、
すぐに逃げ、

極力
付き合わないようにしてきた。






しかし、私は、
母のような「テイカー」には、
長年、

無防備だった。





しかし
近年ようやく、
私にも、
「私には自分を守り、大切にする権利がある」

という意識が芽ばえた。





考えて見れば、
私の父と母、

その2人が揃って、
「絶対に付き合ってはいけないタイプ」だったのだ…。




そして私は、
彼らが死ぬまで、
彼らと関わり続けた。




関わりたくなかったが、


介護が必要になった彼らに
関わらざるを得なかった。







何よりも、
父と母は、
子ども時代の私に
もっとも強く
影響を及ぼした大人だった。




私は
彼らに洗脳され、
彼らの価値観を
自分の価値観としてしまった。





今、
その間違った価値観を検討し、
修正し、


不幸ではなく
幸福に生きられるよう、


努力しているが、
簡単には

行かない…。







そんな私が、
「人間関係がヘタ」な
のは、
当然の成行き…なのだろう…。