すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

いちばん怖ろしいのはサイコパス



私の父は、
「自己愛性人格障害」だった。



そして、同時に
「サイコパス」だった。




上に
リブログさせて頂いた中に、
サイコパスの特徴が

挙げられている。





私の父は、
非社交的だった。



その点が
唯一、

当てはまらない気もする。




しかし、父は、
旅行などで
たまたま会った
行きずりの人に対し、

時折、
ものすごく

社交的になった。



一気に打ち解け、
陽気に
多弁になり、
相手との距離を
ぐっと縮め、
まるで
長年の大親友のようになった。




旅の途中の見ず知らずの青年と
偶然知り合い、
意気投合し、

家に泊め、
長時間もてなし、

歓談したことさえある。



そんな時の父は、
普段とは
別人のようだった。





しかし、
父は、
身近な家族に対しては、
冷酷非情だった。




相手の意志・人格を
一切、
認めなかった。




自分の意志・欲望で
相手を
一方的に
貪欲に
とことん
支配した。





何よりも、
父は、
ウソを吐くことが
平気だった。



そこには
微塵も、
良心の呵責がなかった。




相手が
自分の強力な支配や
ウソで、
どんなに
深く傷つき
ダメージを受けようが


父は
関知しなかった。




とことん、
相手に
無関心だった。




父が
関心を持つのは、
唯一、
自分自身だけだった。




この
怖ろしいまでの
共感能力のなさ…。




これが
サイコパスの
最大の特徴だ…。




私は
そう思う。





他者が
自分のせいで
どんなに苦しもうが
平然としている。





いや、
そもそも、
自分が影響を及ぼしている他者の内面に、
とことん
無関心なのだ。





他者が
自分と同等の
感情・意志・内面を有していること。




それを、
父は
完全に
無視していた…。





だから、
どんなに
残酷なことでも、
平気で
出来た。





そんな父に
人生を
乗っ取られたのが、
長兄だ。




そして、
長兄自身も、
ほぼ
サイコパスになった。





長兄の特徴は、
自分が受け取った
現実のある一面を
極端に
拡大解釈し、


自分の都合の良いように
脚色し、



大きく歪曲し、


他者の立場を無視した
独善的な
物語を
作り上げ、


それを
「真実」として
信じ込んでしまうところだ。




ある種の
「誇大妄想」と言える。





そして、
長兄が
父と大きく共通するのは、
他者への
「共感能力」が
完全に
欠落している点だ。




父も、
長兄も、
「自分だけが正しく賢い」と
信じ込んで
疑わない。




自分だけが
とことん
可愛いのだ。




そんな
超・エゴイストの
彼らには、
何を
言っても
通用しない…。





そんな彼らに、
「権力」を
与えてしまうと、
大変なことになる。




彼らには
決して
「権力」を与えないこと。



公的にも、
私的にも。




それが、
最も
肝要だ。






ところが、
日本は、
8年もの長きに渡り、
「息をするようにウソを吐く」人物を
国のトップに据え、
最高権力を与えてしまった。




その結果、
日本は
上から下まで、
不正がはびこった。




国も
国民も
腐敗し、


カネの威力の前に、
正義が
惨めに衰退した。






私の実家でも、
母の愚かさから、
酷いことが起きた。





母は、
父に
「絶大な権力」を与えてしまった。




父を
一面で
崇拝し、


父を
「家庭内独裁者」に
してしまった。





そうして、
母は、


父が
母と3人の子を
みすみす
不幸にするのを
許してしまった…。






そして、
母は、
何一つ、
理解できないまま、
100年を生き、
死んで行った…。




自分の不幸を
嘆きながら…。