すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

今朝も94。

今朝、夫の血中酸素濃度を計測した。


やはり、94。


正常値を下回る。




呼吸器内科に電話して尋ねてみた。


「コロナ疑いの人は、一切診ていません」との返事だった。




それで、市の相談センターへ電話した。



「コロナ疑いの人は、一般病院では、一切受け付けていません。



PCRを受けて判定待ちの方の場合、
異常があれば、救急車を呼ぶだけになります。



もし、酸素の数値が90前後になったり、
ご本人が苦しがる場合は、救急車を呼ぶか、
こちらへ、またお電話下さい。」とのこと。




PCRの結果判明は、検査が込んでいるらしいので、
たぶん明後日の土曜になるだろう。



それまでの間、定期的に、酸素濃度・熱を測り、
異常の有無を確認する…しかない。




白か黒か、まだどちらとも解らない。



つまり、白の可能性もあると考えて、
いたずらに怖れず、不安がらず、冷静に対処するしかない。



それにしても、
夫が保健所からの問合せに「無症状です」とウソを言わず、
「咳が1週間続いています」と真実を告げていれば、
おそらく時間のかかる「唾液PCR」ではなく、

「ドライブスルーPCR」をすぐに受けるように
指示されていただろう。


そうすれば、既に、結果も判明していたはずだ。




なぜなら、夫と同席し、
夫より、ほんの少し「陽性者」に距離が近かった人は、
すぐに「ドライブスルーPCR」を受け、

既に結果が判明しているからだ。


(幸い、陰性だったそうだ。)




その上、夫は、
保健所さんに

「検体提出先は、地下鉄駅からすぐです」と説明され、
「地下鉄で行かなければならないのだ」と、

勝手に思い込んでしまった。



それを聞いた私が
「えっ、そんなワケないでしょ?

地下鉄は感染機会もあるし、車で行った方がマシ」と考え、
保健所に確認したところ、
「もちろん構いません」だった。



とにかく、夫は、公的機関それも男性から話をされると、
なぜか、たちまち萎縮し、気後れする。



相手の話を一方的に拝聴するだけになり、
自分の立場や都合を考えた上で、

自分から質問をすることが出来なくなる。


いつも、そうだ。




「咳」を、「なかったこと」にしてしまったのも、
「余計なことを言ってはマズイ」という、

妙な臆病な考え・気後れが働いたのだろう…。




しかし、事は、「健康と生命」に関わることなのだ。




なぜ、「事実」を「なかったこと」にしてしまったり、
相手が「地下鉄で来い」と言っているわけでもないのに、
勝手に忖度して「地下鉄に乗って行かねばならない」と

独り決めするのか?



私には、解らない。




彼をそうさせるものは、「異常な臆病さ」「気後れ」だろう…。



私はそう推測している。




その夫の臆病さが招いた面倒な結果を、
私がハラハラドキドキしながら、

尻拭いしなくてはならなくなるのだ…。




ああ、腹が立つ!



しかし、夫と離婚する金はない。




しかも、私は夫が好きなのだ。




彼は、私のメンドウクサイ話を、辛抱強く聞いてくれる。


(聞いているフリをするだけの事も、多々あるが…)




しかし、
私の話と私という人間を、8~9割、理解してくれている。


私にとって、得がたい存在なのだ。




夫には、まだまだ元気で生きていて貰いたいのだ!




私は、ベストを尽くし、この難局を乗り越えねばならない。



ガンバレ!自分!