自分で自分を守れない人を
私の、ニューヨーク州知事のクオモ氏への一目惚れは、あえなく冷めた。
(~_~;)
ニューヨーク駐在の新聞記者の記事によれば、
カリフォルニア州とニューヨーク州では、
死者数に14倍もの開きが出た。
明暗を分けたのは、外出制限開始の時期だそうだ。
カリフォルニア州は、いち早く外出禁止をした。
しかし、ニューヨーク州は、遅れた。
ニューヨーク市長が外出禁止令を望んだ時、
クオモ知事が「経済」のため反対した。
それで、外出禁止令が6日遅れた。
その結果が、今の悲惨なニューヨーク州だ…
との記者の分析だ。
しかも、クオモ知事は、
「他州よりは早かった」と、言い訳をしたり、
「11月や12月にテープを巻き戻したい」など、泣き言を言っているらしい…。(>_<)
彼の丁寧で真摯な説明や、強力なリーダーシップは、
日本のリーダーに比べれば、遙かに優れていると思うが…。
しかし、その彼すらも、見通しが甘かった…。(>_<)
「本当に強い人」は、
「人間の弱さ」を、正しく把握している人だろう。
つまりは、リスクを回避し、最大限の防御をしようとする人。
以前に、男性医師と女性医師の治療成績の統計を読んだことがある。
女性医師の方が、明らかに、担当患者の死亡率が低いそうだ。
その理由は、
男性医師は、リスクを無視しやすい。
女性医師は、リスクに配慮する。
ことだそうだ。
コミュニケーション力も、女性医師の方が優るそうだ。
今回の、小池知事と、西村大臣の交渉では、
小池知事の「女性ならではのリスク回避能力」の高さが発揮されたと思う。
しかし、それを、政府が押し潰してしまった…。
山中教授が
「上からの指示がどうであれ、自分で行動を」と、発信している。
もはや、「お上に頼っていたら、わが身を守れませんよ」と、
強い危機感を表明しているのだ。
「自分で自分の身を守る」。
しかし、弱者は、それが難しい。 (>_<)
その弱者を守るのが、政治の仕事だ。
それをしない政府なんて、
要らない!
税金、返せ ! 泣