16歳の天才少女現る
TIANYAO LYU – first round (19th Chopin Competition, Warsaw)
人間離れした、羽毛の軽やかさ。
輝かしい、きらめき。
突き抜けた明るさ。
ショパンの光の部分を、みごとに表現している。
しかし、
ショパンコンクールは、
ショパンの全体像を理解し、表現しきった者が
勝者になる。
彼女は、まだ、
ショパンの苦悩・絶望を表現し得ていない。
3次予選は、どうなるのだろうか。
万一、彼女が
1位や2位になれば、
激しい賛否両論は
必至だろう。
私自身は、
彼女の音楽を好まない。
聴いているうちに、
彼女の外見同様、
軽佻浮薄なものを感じ、
逆に
気持ちが沈んでゆくから……。
しかし、
ある種の人々にとっては、
彼女の明朗闊達と若さは
麻薬的かも知れない……。