何を着ても似合わない衝撃
ある教室へ通い始め、
人目が
気になり、
通販で服を買った。
「年相応」に見える、
「無難な服」を買った。
届いて、試着してみた。
なんと、まるで似合わない。
うーむ。
これは
どうしたことだろう。
服自体は、決しておかしくない。
それなのに……。
手持ちの服も着てみた。
ところが、
どれもこれも、
まるで似合わない。
焦った。
最後に、昔、夫用に買った、
男物のシンプルなセーターを
着てみた。
これが、一番似合った。
つまり、今の私には、
普通の
「シニアの女性服」が似合わないのだ。
洒落っ気のひとつもない、
無骨なだけの「男物」が
似合うのだ。
どういうことだろう?
必死に考えた。
ふと、20年前、
久々に
旧友に会った時の記憶が
甦った。
その時の彼女は、
50歳そこそこだった。
ところが、彼女は、
私には、
「おばさん」ではなく、
「おじさん」に見えた。
それで、私は、
ギョッとしたのだった。
要するに、今の私は、
あの時の彼女と
同じなのだ。
私はもう、
外見が、
「おばあさん」ではなく、
「おじいさん」なのだ。
だから、
「おばあさん」のための服が似合わず、
「おじいさん」のための服が、
ピタッと似合うのだ。
それなら、仕方ない。
おじいさん用の服を着るだけだ。
ところが、問題がある。
私の、
妊娠6ヶ月並みに
ぽっこりと
出たお腹。
そして、
巨大な腰回りだ。
つまり、
女物の服ならば、
お腹とお尻の見苦しいラインが
なんとか隠せる。
しかし、
男物の服だと、
ラインがギチギチになり、
見苦しさが
丸見えになるのだ……。
ウーム……。
困った……。
どうすればよいのか……?
それにしても、寂しいなあ。
もう、
女性らしい服が
似合わなくなった、なんて……。
結局は、
女性ホルモンの減少の結果……
なのだと思う。
女性ホルモンの減少のため、
私には
いろいろと
支障が出てきている。
それで、補うため、
「エクオール」のサプリを
飲んでいる。
しかし、
それでも、まだ足りないらしい。
「エクオール」を、
女性の半数は、
体内で
自家製造できるそうだ。
しかし、私は、
自家製造が
出来ない体質なのだ。
あー、やれやれ……。