クラスター被害の2例
ネットで見聞きして気になったコロナのクラスター被害2件を、
以下にまとめておきたい。
◆小田原市立病院の院内感染(34人)
(次の患者を入れるため、個室を空ける必要があった。)
コロナ治療では、
PCRだけではなく、もっと多角的で慎重な判断が必要だとわかった。
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…これは、どの病院でも起こりうる話だろう。
結局は、国や自治体が、おカネをどう使うか、
どの程度コロナに備えるか…が
人命を左右するのだ。
◆北海道最大のクラスターが発生した「茨戸アカシアハイツ」 (札幌市内の老健施設)
当初の入所者は約100人。
入所者の感染は71人。
6/5現在、入所者40人。うち、陽性者15人。
施設内での死者が増加し、札幌市が対策に本腰を入れ始めるまで、
入所者は入院出来ずに施設内で次々に死亡した。
施設内では、陽性者と陰性者を分けたが、
認知症者が双方ゾーンを徘徊した。
施設内で死亡した男性の息子さんの話
無念さと恨みが残り、悔しくてならない様子が映像から伝わってきた…。
日本の現状では、重症者は病院に収容され、十分な医療を受けるのが普通だ。
入院を希望したのに、
それがかなわずに亡くなった場合、
「見殺しにされた」という気持ちになるのは、自然とも言える。
一方で、
「施設から病院へ移ると、環境が急変する。
そのために、高齢者は認知症が一気に進み、病院側が対応困難になる場合がある。
それを恐れ、病院側は高齢者の入院をなかなか受け入れない」という現実もある。
もしこれが、他人事なら…、
「80歳以上は、すでに十分に長生きをした。
だから、コロナで入院できずに亡くなったとしても、
不運なだけ。仕方ない」と、済ますことも出来るかも知れない。
しかし、それが「自分の親」、または「自分自身」ならば…
どうか?
私がもし、当事者ならば…
やはり悔しく、納得出来ないかも知れない…。
もし最初から、認知症ならば、諦められるかも知れない。
しかし、認知症ではなく、
かなりしっかりしている場合ならば、非常に悔しいはずだ…。
(※老健施設は、個室が多い施設と、そうでない施設がある。
しかし、入所費用に差があるため、個室のない施設も需要が多い。)
結局は、「地獄の沙汰も金次第」 … なのか?