すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

日本で死者が少ない理由…1つの説

上久保京大教授らが発表した、
「日本でコロナ死者が少ない理由…免疫あり説」の記事を、
昨日、読んだ。


かなり、説得力のある説のように、私には思えた。


以下、私なりにまとめた内容を記しておきたい。



~ ~ ~


昨年、武漢で発生したコロナは、2回、変異した。

最初の2つの型は、弱毒性だった。


しかし、3つ目の型の発生により、重症化例が増大した。



日本は、まず、武漢からは、入国をシャットアウトした。


しかし、それ以外の中国全土からは、3月初旬まで受け入れていた。


その結果、日本では、昨年から、最初の2つの型が、実は流行した。


(この冬、日本でインフルエンザが流行しなかったのは、
コロナが流行したためと考えられる。

コロナに感染すると、インフルエンザには感染しない。
その逆もしかり。)


その第2の型が、第3に対し、免疫の役目を果たしている。


しかし、集団免疫としては、まだ完成していない。


現在までのところ、第2の型の集団免疫は、日本人の55%。


それに対し、第3の型は非常に感染力が強いため、
8割以上が感染しないと集団免疫が完成しない。


つまり、80引く55で、残り25%が感染しないと、流行はやまない。

そのため、まだ第3の型が流行する余地が、十分にある。



一方、欧米は、
日本より早く、2月初旬から、
中国全土からの渡航をシャットアウトした。


そのため、第1の型は入ってきて蔓延したが、
第2の型が入ってこなかった。


そこへ突然、まずイタリアへ、第3の型が入った。


そして、

第1の型に先に感染していた場合に、第3に感染すると、
急激に重症化する仕組みだ…ということが判明した。


第1の型の抗体が、免疫とならず、逆に、重症化を招いてしまうのだ。



それが、欧米で、大量の死者を生んだ原因だと考えられる。



そして、
やはり、免疫の弱い、高齢者・妊婦・持病ある人が重症化しやすい。



しかし、
コロナによる重症化の原因が解明されたことで、
今後、治療薬や予防薬の前進が期待される。



~ ~ ~


すなわち、日本は、武漢からの客を先にシャットアウトしたが、

その他の中国人を、3月初旬までは受け入れていた…。


それが、たまたまタイミング的に、
非常にラッキーな結果を生んだ…らしい。




しかし、まだ、集団免疫が完成しておらず、
第3の型が蔓延する余地が、かなりある。



とにかく、高齢者は、感染すれば、重症化しやすい。


私も夫も、すでに高齢者なので、危険。

宣言が解除されても、まだまだ、油断大敵だ。


気をゆるめず、注意して、生活したい。




それにしても、
今から、第2の型にうまく感染し、
第3の型に免疫を持つ方法はないのだろうか??



それとも、
第2の型も、
やはり、高齢者では、ハイリスクなのだろうか??



その辺は、記事では触れられていなかった…。




◆追記
石田純一さんが、今回のコロナ闘病を語った記事を読んだ。


石田さん本人は、「37.5度が4日以上」に該当しないので、
様子を見るつもりでいた。

しかし、奥さんが、
「顔色が悪い。放置は危険」と判断し、受診を求めて、
100回以上、電話をかけまくった。

その結果、ようやく、
懇意にしている、
私立大学病院勤務の医師が、受診を受け入れてくれた。

受診して検査を受けると、すでに、肺炎となっていた。

担当医師の話では「相当危険」な状態が続き、
ICU一歩手前まで行った。

息子さんへ、遺書も書いた。

しかし、最終的には、命を助けてもらえ、無事退院できた。


(アビガンは、肝臓や腎臓などに問題を起こす可能性があったが、
自ら希望し、早期に投与を受けたそうだ。)



100回以上電話をかけまくった奥さんは、すごい。


その奥さんの判断が、命を助けたと言ってもよいかもしれない。


しかし、一般庶民は、
「懇意にしている医師」など、普通は、いないのでは?


少なくとも、私はいない。


石田さんは、有名人であり、「懇意な医師」がいた。

これが、命を救った…。



これに比すると、一般庶民は、厳しいものがある…。



これって、やっぱり…、
「命の選別」ではないか!?


不平等だよ !  (>_<)  (>_<)



結局、政治家さんたちも、石田さん同様なのだろうなあ…。


庶民には、厳しく検査をはねつけておいて、
自分たちは、電話一本で、サッサと別ルートで検査してもらえるのだろう… (>_<) (>_<)



橋下徹さんも、そうだった…。




◆追記2
小池東京都知事の「カイロ大学卒業」の真偽が問題になっている。


要するに、エジプトという国は、
過去も、今現在も、不正と腐敗がはびこる国であり、

カイロ大学の卒業証書や成績表など、
金でいくらでも買える…のが、真相らしい。


学歴は、必ずしも、本人の実力を証明するものではない。


しかし、従来の日本が、学歴社会だったことは事実だし、
学歴詐称は、重大な信用失墜行為だったことも、事実だ。



けれど、
Aさんの、あまりに多い、あまりに見え透いた嘘の数々に、
スッカリ慣らされた私たちは、
今となっては、「学歴詐称」など、

ホンの些事にしか、見えなくなって来ている…。



…慣らされるって…怖い…。