すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

警戒は続く(´。`)

バカ女地域は、警戒が続く。



中でも、「密接」が不可避の、病院と介護施設が深刻だ。



報道で知った、ある老健施設の状況は、以下の通り。



現入居者は、約80名。
既に、コロナ死者は、10名。
約80名のうち、半数以上が陽性。


1階に陰性、2階に陽性と、分けている。
しかし、陰性者の中から、陽性に転じる人が続出している。


これまで、感染者は、受入れ先がなく、入院が出来なかった。
治療は、施設内での酸素と点滴のみであり、死者が続出した。


3日前から、ようやく、市が少しずつ入院させ始めた。


介護スタッフが不足し、
入浴が難しくなっている上、
食事は、1日2回となっている。


家族との面会は、出来ない。


父親を預けている家族の話。
「父親は陰性らしいです。
しかし、テレビニュースで状況を知っていて、『自分は、ここで死ぬのを待つだけだ』と話しています。
他に移すことも出来ません。」




私の母98歳も、100人規模の老人ホームに入居している。



母は、常日頃から、私の顔を見る度に、
「もう死にたい。なんで生きてるのかねえ」と、

私を責めるように言う。



そもそも、母は長年、私を蔑み、嫌ってきた。


そんな母に会うのは、私は辛い。


だから今、ホーム側が面会を禁止しているので、
電話で話すだけ、何か送るだけで済むのは、
正直、私にとっては、かえって有り難いとも言える。



しかし万一、母のホームで、感染者が出て、蔓延したらどうか…?



数年前、義父87歳が、自宅で癌死した時、
訪問診療医は、こう言った。


「モルヒネで、痛みはコントロールしますので、
ご本人は、苦しむことは全くありません」



それに引きかえ、コロナでは、
施設の高齢者は、ろくな治療を受けられずに死ぬのだ。


コロナは、呼吸困難になり、溺れるような苦しみを味わうと聞く…。



そもそも、90歳を越えると、入院が難しいのが、現実だ。


認知症も多く、介護が大変だという理由で、
受入れ先がなかなか見つからないのだ。


空きベッドがありません、と体よく断られてしまう。


私の母も、今まで何回か、それで苦労してきた。


まして、コロナだと…、全く受け入れてもらえないだろう



いっそ、認知症ならば、自分の置かれている状況が判断出来ない。
しかし、認知症でなければ、
テレビニュースで、状況判断が出来てしまう。




長年の風雪に耐え、生き延びた果てに、
重篤な呼吸困難に陥っても、

高齢ゆえに、
ろくな治療を受けられずに、
入院も出来ず、苦しみながら、この世を去る…。



それが、我が末路であると、自覚した時の、絶望感…。



日本人は今、その絶望を、施設の高齢者に強いているのだ…。



日本中、至るところに、介護施設と病院はある。



警戒が解かれても、コロナを終息させられないうちは、
必ず、集団感染は発生するだろう…。



集団感染のみならず、市中感染も今後、発生しうる。


私も夫も、既に高齢者であり、死亡率が高い年齢層だ。



私と夫は、いつまで、今の警戒を続けることになるのか…?



先が見えない。



せめて、発熱や症状が出たら、すぐに町医者を受診し、
検査をしてもらえ、ウィルス増殖を抑えるアビガンを処方してもらえるようになれば…。



しかし、そうなるまでに、まだまだ先は長いだろう。




少なくとも、私は、
「密」を避け、陰鬱な持久戦に耐えようと思う。




しかし、夫は、
自分が「ハイリスク」ということが自覚出来ていない。


宣言を解かれれば、すぐに、浮かれて外出しまくるだろう。




それをいさめれば、また、激しいケンカになるだろう… 。 


憂鬱だ。 (´。`) (´。`)





しかし、夫が感染すれば、私も感染必至だ。


母より先に死ぬわけには行かない…。


遠方の兄2人では、ろくな世話をしないだろう…。