すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

母の日♥

昨日、息子から、「母の日のプレゼント」をもらった!


初めてだ。



先日の私の誕生日は、完全スルーされた。


たまに来ても、私との会話は拒否する風情だし、
「母の日なんて、一生、スルーされるんだろうな」と、
私も覚悟を決めた矢先だった。



昨夕、息子から、「これから、ダビングに行く」と、
メールが来た。


夕食時なので、「ご飯もついでに食べますか?」と返すと、
「食べたので不要」との返事。



そして2時間後、本人が突然居間に現れ、ダビングを始めた。


最近は、真夜中に現れていたので、
てっきり、私たちへの「感染予防の配慮」なのか?と思っていたが、
そうではなく、単なる自分の都合だったらしい…。



「手を洗ってね」と、声かけしたが、無視された。
(仕方なく、息子が帰った後で、リモコン・椅子・その他を消毒した。)



ダビングの途中で、
息子がゴソゴソと自分の袋から何かを取り出した。


そして私に、
「母の日のプレゼント。大したものじゃない」と言って、
差し出してきた。



焼き菓子数個が、セロファン袋に入れられている。


小さな紫のバラの造花で飾られ、「母の日」シールが貼られている。



全く思いがけなかった。


「わー!ありがとう!嬉しいよ!!」と、
大きな声を出してニコニコしてしまった。



別室にいた夫にも、見せに行った。


夫も、「良かったね」と喜んでくれ、
私の背中を撫でさすってくれた。




初めて、「母の日プレゼント」をもらって、
私にもわかったこと…。



品物…は、何だって良いのだ。


「くれる」 … 。


「子が母のために、わざわざ何かを選んでくれた」…。


そして、その行為に至る「子の思い」が、
母には、とても嬉しいのだ…。




ダビングには、数時間かかった。



その間、
・ニンジン・リンゴ・レモン・キャベツの絞りたてジュース
・牛乳
・みかん
・リンゴ

を出してみたら、全部、ササッと平らげた。



それで、「ご飯も食べて行って」と言ってみたが、
それは、頑なに拒否された。


「基本、実家ではご飯を食べない」と決めているのだろう…。




しかし、息子が家を出て2ヶ月、これまでで一番言葉を交わした。



息子が、自分で買った私服ズボン2本を持って来て見せ、
「これは、どうやって洗うのか?」と、聞いて来たのだ。



◆息子との会話で分かったこと


・ウォッシャブルスーツも、洗濯機で洗おうとしている。


・Yシャツも洗濯機で洗い、アイロンなしでそのまま着ている。
(ノーアイロンタイプではないYシャツだから、かなりシワシワのはずだが、気にしていない。)


・週3日位、出勤している。


・レンタルで借りている冷蔵庫は、高さ1メートルくらい。
(つまり、冷凍庫は付いてなく、せいぜい製氷室だろう。まともな自炊生活はムリな大きさだ)


・マスクは、「タダで手に入る知人から貰っている」。
「夜にコンビニとか行くと売ってたりする。」
(十分な数ではないと思われる。「みんな、使い捨てを洗って使ってるんだよ。10回は洗えるそうだよ」と言ってみたが、聞き流された。)



これ以上は、ウルサそうな声を出されたので、
聞き出せなかった…。




息子が独立する前、
「反抗期の最後の特効薬は、ひとり暮らし」と、

ネットで読んだ。


息子にも、これが当てはまったのかも知れない…。
まだまだ、「道は途上」のようだけれども…。



それでも、
生まれて初めて、「母の日プレゼント」をくれたのだ。



私の生涯において、画期的な日だった…。✨✨✨✨✨



でも、息子よ、母は基本、あなたを忘れるように努めます…。