すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

明けない夜はない

昨日は、息子のマンションの管理会社さんに緊急対応で来て頂き、
宅配ボックスのカギを開けて頂いた。


その料金(休日料金)8800円の支払は、
「家賃請求と一緒になります」と言われた。


つまり、息子の口座から引き落としになるのだ。



仕方なく、息子に顛末をメールし、
「8800円は後日払うので、立て替えておいて欲しい」と依頼した


息子から、珍しく返事が来た。


「今夜からしばらく外食する必要があり、家では食べない。
何も困ってることはないから、配慮しないでくれ。
冷蔵庫もいっぱいだから、何も入らない。」



ああ、やっぱり、余計なお世話だったのねえ… (´。`)


「ゴミを増やしてしまい、手数をかけ、済みませんでした!今後、気を付けます!」と、
メールを返した。



これに懲りて、今後は、息子の了解を得られた時だけ、
料理を持参しよう。
しかし、そんなチャンスは、当分来ないだろう…。



本当は、よそのお母さんたちがやってるように、冷凍して渡せば良いのだが…。


そもそも、息子の冷凍庫の大きさが分からないのだ。
以前に尋ねたのだが、教えてもらえなかった。


第一、息子がまめまめしく解凍して食べているところを、
全く想像出来ない


彼は、冷蔵庫から出したおかずさえ、
チンせずに冷たいまま食べそうな男なのだ…。(´。`)



…もう、息子のことは忘れよう。



「子離れ」は、「子育て」に匹敵する、親の重要な仕事なのだ。


それを完遂してこそ、「子育て」は、完結するのだ。




しかし、私はまだ、子離れを始めてまだ2ヶ月。
初心者だ。


しかも、この20年、「子育て」を唯一の「生き甲斐」として来た、大馬鹿者だ。



そんなバカが、いきなり、「さあ、今日から子離れするぞ」と思ったところで、
カンタンには行かないだろう


人の何倍も、試行錯誤し、失敗するのだろう…。



12年前、父が死んだ後、母は何ヶ月も、ただ呆然と下を向いて座り込んでいた。


そんなある日、母は先輩未亡人から、
「立ち直りに3年かかる。3年経てば大丈夫だよ」と助言されたらしい。


その言葉が、母に初めて、展望と勇気を与えたようだった。


それから、母は少しずつ、立ち上がって動き始めて行った…。




配偶者の死と、子どもの巣立ちは、全く比較にならない。
配偶者の死去の方が、

はるかにはるかに衝撃と喪失感は深く巨大だろう。



要するに、ワタシは、甘いのだ。大甘だ。バカだ


たかが、「子離れ」。
こんなことでヘコタレてちゃ、イカンのだ!



ガンバレ!(^^)! 自分!
息子を愛するなら、息子から離れよう! !(^^)!
自立せよ!



春の来ない冬はない。
明けない夜はない。




※でも昨日は、初めて、
息子の住む建物の外観や玄関や居住者を目撃出来たし、

管理会社さんに緊急連絡するという経験も出来た。
そのことで、なんだかホッとしている私がいる。