すずめの歌

夫と2人暮らしの日々

無意識のビリーフに気づいて距離をとる

大塚あやこさんの「ビリーフリセット協会」が
「ビリーフ5日間メール講座」を

送ってくれた。





今日のメールを読むと、



「ビリーフのやっかいなところは、
無意識なので
大人になってもその感覚が抜けないということ」



『気づいて距離をとれる』というのが、
ビリーフとのつきあい方の第一歩です」
とあった。




そうなのだ。



「無意識」なのだ。






私は、
母に会い、夢中になって母の世話をしていると、
「子ども時代の私」に、
無意識のうちに
戻ってしまうのだ。






子ども時代の私は、
「親は神」
「親に従わなくては生きて行けない」…だった。



だから、
「親の価値観に従順に従って」生きていた。




ところが、
その親の価値観は、
母は「アンタは欠陥人間。ダメ人間。」
父は「お前は無価値」だった。





だから、
子ども時代の私は、苦しかった。



生きている理由がわからなかった。



「なぜ、こんなに苦しいのに、
生きなければならないのか?」
日々、

自問自答していた。




しかし、死ぬのは、怖かった。



まだ自分は子どもなのだから、
未知の未来が自分にはある…
とも思っていた。





だから、とりあえず
目の前の日々を生き延びるために、
親に気に入られようと、自分を殺し、
親の型にはまり、
親に従って生きていた。





しかしそれでも、
日々浴びせかけられる「親からの否定」は、
苦しかった。




しかし私は、
その「私はダメ人間」という価値観を
「受け容れて、自分の価値観」として

生きて行くしかなかった。






ここに、「絶対矛盾」があった。






だから、成人後は、
私はもう、
その価値観では、やって行けなかった。






大卒後の私は、
親の価値観から逃れるために、
行動した。





父がぐるりと私を包囲して私を押し込めた檻から
私は、大きくジャンプして
飛び出した。






しかし、その挑戦は、
1回目は、無惨な失敗に終わった。





私は、真っ逆さまに、頭から
泥沼に墜落した。





頭をしたたかに打ち、
全身泥まみれに濡れそぼった。





誰も助けてはくれず、
私は
1人で、泥の中に立ち上がるしかなかった。







その後、10数年間、
社会の中で揉まれるうちに、
私は、
再起戦に挑んだ。






結婚して子を生み育てた。





今度は、まずまずの結果に終わった。






しかし今、
母の世話を必死にしていると、
私は、自然と
「子ども時代の無意識のビリーフ」=「私はダメ人間」に

戻ってしまうのだ。





母の視線・言葉・態度が、
更に、それを強化し、
「お前はダメ人間」だと、私を責め苛む。





だから私は、母に会い、会話すると、
自動的に苦しくなるのだ。







ここから脱却するには、


母と会話すると、
「子ども時代のビリーフ」にスイッチが入り、
私を支配する…


という「現象」を認識し、


その現象から、
意識的に、
努めて、
遠ざかる事だ。






子ども時代、私は長く、
「自己主張」「自分を守る行為」をして来なかった。




親に攻撃されたら攻撃されっぱなしで、
下を向いて黙って、その攻撃を受け容れていた。




親の攻撃も、もっともなのだ…と、
受け容れていた。




両親は、
自分達は正しいと、
何もかも間違っていておかしいのは、私だと
強力に主張していた。





私は
無知で無力で、反論出来なかった。




もし反論すれば、
もっと、
「やっぱりコイツの性格は最悪だ」と言われる…だけだと、
わかっていた





だから、私は、
心を殴られ、蹴られるままになっていた。





そうして、
私の心は、ボロボロになって行った。







今、私は、
自分を守り、攻撃から身をかわし、
自分で自分のビリーフに入り込まないように、
意識して
行動しなければならない。






がんばれ、自分。






両親の考えは、間違っている。





彼らこそが、
間違っていて、おかしいのだ。





彼らから、
遠ざかれ。